インダクタが電流を抑制する理由
2019年6月24日|
閲覧数:1485インダクタの動作特性は、コンデンサペアの動作特性と非常によく似ています。主な動作特性は2つあります。1. 電流が急激に変化しないこと。2. 電流が「直接的に遮断される」こと。インダクタが上記の2つの特性を持つ理由は、「インダクタが磁場を蓄える」ためです。

オスターの実験から、電流が磁場を生成することがわかります (他の磁場と区別するため、以下では電流磁場と呼びます)。

電流が大きいほど、電流周囲の磁場は大きくなります。同時に、電流は周囲の磁場と共存します。インダクタに電流が流れると、電流磁場の大きさに等しいインダクタンス磁場がインダクタ内に発生します。しかし、インダクタが磁場を発生させる速度は電流磁場が発生させる速度よりも遅いため、電流磁場の速度はインダクタンスによって制限されます。
前述のように、電流の大きさと電流磁界の大きさは一定の大小関係にあります。したがって、インダクタの磁界が緩やかなため、電流の増加も緩やかになります。ロジック図は以下のとおりです。

インダクタが電流の変化を抑制するという結論は、次のシミュレーション図からも得られます。

図からわかるように、回路にインダクタを追加すると、回路の電流上昇が非常に緩やかになります。しかし、これは単純なDC回路のシミュレーションであり、インダクタは「DC環境」と「AC環境」で様々な特性を持ち、コンデンサの動作特性と似ています。次回は、インダクタのDC環境とAC環境における動作特性について引き続き解説し、その理由を説明します。
さて、今日のテーマに戻りますが、実は磁場のエネルギー貯蔵はそれほど単純ではありません。上記の説明はインダクタのエネルギー貯蔵を簡略化した説明に過ぎず、インダクタンスに関する理解を深めるだけです。
インダクタの実際のエネルギー貯蔵プロセスには、「電荷、電場、磁場」に関する多くの理論的知識も必要です。この知識の一部は、今後徐々に皆様と共有していく予定です。



